産婦人科医が書く妊娠しやすい体作り

東京の病院で産婦人科医をしているあらいきょうこと申します。不妊治療を受ける前に知っておきたい&改善しておきたい不妊の原因を解消法とともに紹介していきます。元気な赤ちゃんを授かる身体になるために、まずはあなた自身が元気で幸せになってください。

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質の良い精子を求めるなら愛のあるセックスをするべき

妊活に一生懸命になるあまり、「子どもをつくる」ということの木質を見失ってしまう人に多いのが。

排卵日にだけセックスするというケース。

妊娠する確率自体は確かに高いですが、義務的に行うセックスと愛のあるセックスでは動物的なエネルギーの質が全く違ってきます。

そもそも子づくりとは、夫婦2人の生活の延長線上にあるもの。

2人の生活にエネルギーを向けられている人は妊活もうまくいきやすい。

逆に仕事やほかの物事ばかりを優先し、夫婦の時間やセックスをおざなりにするような生活だと、お互いの身体が子どもをつくるモードに入りにくくなってしまうのです。

男女ともに勢いを持ち、排卵日以外も積極的に臨んだほうが、ホルモンの力が増して妊娠率が高くなります。

最近、必要最小限しかセックスしていない……という方は、初心に戻ってセックスを楽しむことを考えてみてください。

セックスレスが原因で起こる問題


・セックスの義務化
・夫婦関係の冷え込み
・妊活がスムーズに進まない


セックスを充実させたほういい理由

流産のリスクが少なくなる
回数が多いほど妊娠率が高くなり、流産率が低くなるというデータが発表されています。「排卵日だけ!」と気負うストレスもなくなるので、夫婦関係も良好に。

精子の質や鮮度が良くなる

よく「排卵日に備えてセックスの回数を減らす」という話を聞きますが、マメにしたほうが精子の鮮度も質も良くなります。精子自体の数は減らないのでご安心を!

女性ホルモンが活性化してキレイになる
野性的な女性の魅力は外見に表れます。化粧ノリが良くなったり、バストとヒップが張ってウェストがくびれてきたら妊娠に関するホルモンカがアップしてきたサインと言えるでしょう。


セックスレスを解消するには

・夫婦関係を見直す
・セックスを楽しむ方法を見つける

よく「結婚しても男と女でいよう」という夫婦がいますが、本来ならばそれが当たり前です。

子どもをつくることとは関係なしに、たくさんセックスしたいと思い合えるような関係を構築することが大切なんです。

それでもどうしてもセックスが苦手という人は、お互いが心地良くなるための方法を2人で探し出してみましょう。

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ストレス状態が長く続くと健康維持や妊活に必要なホルモンが足りなくなる


私たちの身体にはたくさんの防衛本能があります。そのひとつが。副腎というさまざまなホルモンの分泌を管理する器官。

生活のなかでストレスを感じると、副腎は 「副腎皮質ホルモン」を大量に分泌し、健康を守ろうと頑張ってくれます。

でも、この頑張り・状態が長く続くと、今度は副腎自体が疲れて機能が低下。ホルモンの分泌量が著しく減少してしまいます。

加えて、本来なら卵巣や精巣に行くはずだった女性&男性ホルモンの材料が、ストレス対策で大量に消費されてしまいホルモンバランスが崩壊、不妊につながる症状をはじめ、身体中のあらゆる不調が起きやすくなってしまうのです。

 「不妊治療をやめたら妊娠した」という人がいるのも、。妊活‘ストレスが身体にかけていた負担の大きさのあらわれと言えると思います。

ストレスが原因で起こる問題

・排卵障害や卵子の質の悪化
・セックスレスや無気力になりがち
・体外受精でも妊娠しにくい
・勃起せず性交できない、射精できない
・精子の質と量が不十分になりやすい


副腎の疲労具合をチェック

ひとつでも当てはまるものがある人は、副腎がお疲れ状態の可能性大。
休息をとってリフレッシュしたり、自分を責めていないかなどの心の持ち方を見直してみてください。

・なかなか寝つけない
・寝ている途中で目が覚める
・朝起きたときに疲労感がある
・以前楽しめたことが楽しいと思えない


ストレスを解消するには


・心のスイッチを上手に切り替える
・ヨガの呼吸で気分転換を図る
・アロマの香りで心を穏やかにする

まず大切なのぱ緊張どリラックスの切り替え。良くないのはストレスやネガティブな感情ではなく、心のバランスが一方に偏ることにあるのです。

仕事や生活のONとOFFのように、一定のリズムで心のスイッチを切り替える適応力を身につけましょう。また、ヨガの呼吸法やアロマの香りを使って心を落ち着かせてみましょう。

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「妊娠適齢期」がある理由のひとつ卵子の老化と数の減少

「35歳までが妊娠適齢期」と言われる理由のひとつが卵子の数の減少です。30代後半を過ぎると卵子の残存数はぐっと少なくなり、卵巣の機能も徐々に低下していきます。

そこに追い打ちをかけるのが、36歳以降からはじまると言われている。卵子の老化。

卵子自体の質が劣化すると、まず妊娠に到達するまでのエネルギーが不足しがちになります。

細胞内にある核の慯が増えることで遺伝子情報が変異しやすくなるため、流産や障がいを持つ子どもが生まれるリスクも高くなってしまいます。

卵子の老化の予兆は子宮や生理の状態以外に、体調にも現れます。「徹夜できない」 「身休に無理か効かなくなった≒お酒が弱くなった」「肌の調子が悪くなった」など、35歳以上でこれらの自覚症状に当てはまる人は注意してください。

卵子の老化や減少で起こる問題

・排卵される卵子の数が減る
・排卵、受精、着床が困難
・卵胞が育ちにくい
・空胞卵や変性卵になりやすい
・流産や障害のリスクが高まる
など

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